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- 松下 陽介
- 農業・食品産業技術総合研究機構花き研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- Viroids: Origin, Spread, Evolution
- ウイロイド : 起源・伝播・進化について
- ウイロイド : キゲン ・ デンパ ・ シンカ ニ ツイテ
- 起源・伝播・進化について
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説明
ウイロイドは最小の植物病原体であり,動物細胞からは検出例がないマイナーな存在である.また,環状のnon-coding RNA(ncRNA)という独特の構造である点においても特異な存在であった.しかしながら,近年,ncRNA, さらには200塩基以上のlong non-coding RNA(lncRNA)に関する研究が進展し,それらの生体内における役割や動態についても明らかとなっている.また,環状lncRNA(circRNA)が動物細胞から大量に見つかり,それらの役割についても明らかになりつつある.今後はウイロイドがマイナーな存在ではなく,自律複製能をもったcircRNAとして着目されることを期待したい.
収録刊行物
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- 化学と生物
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化学と生物 54 (3), 170-175, 2016
公益社団法人 日本農芸化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204203762432
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- NII論文ID
- 130005241193
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- NII書誌ID
- AN00037573
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- ISSN
- 18836852
- 0453073X
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- NDL書誌ID
- 027153371
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可