数学と哲学における学術情報流通(<特集>今後の学術情報流通)

  • 菊池 誠
    神戸大学大学院システム情報学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • Academic information distribution in mathematics and philosophy(<Special feature>Future of scholarly communication)
  • 数学と哲学における学術情報流通
  • スウガク ト テツガク ニ オケル ガクジュツ ジョウホウ リュウツウ

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抄録

研究者にとって学術情報流通は研究成果の評価および研究活動の推進という観点から重要な役割を持つ。かつて,我が国の研究者には欧米の中心地から遠く離れて情報から孤立することによって様々な不利益を受けていたが,情報通信技術の発達と国際的な人的交流の活発化は,この学術情報流通の状況と我が国の研究環境を大きく変えている。しかし同時にその変化は学問の過度の均質化や競争,そして専門分野の孤立といった問題を生じさせる危険もある。本稿では数学と哲学における研究者にとっての学術情報流通の現状とその変革の可能性について論じる。

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