韓国における知的財産権事情 : 模倣から反撃への変貌(<特集>韓国のいま)

書誌事項

タイトル別名
  • Korean intellectual property circumstances : Transformation from counterfeiting to countercharging(<Special feature>The present state of information society in Republic of Korea)
  • 韓国における知的財産権事情--模倣から反撃への変貌
  • カンコク ニ オケル チテキ ザイサンケン ジジョウ モホウ カラ ハンゲキ エ ノ ヘンボウ

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抄録

世界知的所有権機構(WIPO)がまとめた世界各国の特許出願状況によると,2004年度の総数は159万9千件あり,日本の約54万件がトップ,2位はアメリカの約34万6千件,3位は韓国の約15万7千件だった。韓国における特許大国への変貌のきっかけは,1990年代後半の金融危機を克服するIT産業界への政府のてこ入れに端を発した技術進歩と,模倣や輸出拡大に伴なう海外企業からの猛烈な特許攻勢に対する防御のための自前の特許取得への発起である。特許大国への強い志向は,過去から脱却し,やがて,世界に対して反撃に転ずる道を切り開くように見える。産業立国から知財立国へ舵をきった日本との対比において,韓国における知的財産権の急成長の背景を探る。

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