タンニン酸によるFe<sup>3+</sup>の発色を利用した象牙質接着界面の新しい観察法
書誌事項
- タイトル別名
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- Novel Method to Observe the Interface between Adhesive Resin and Dentin by Staining Fe<sup>3+</sup> with Tannic Acid
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抄録
10%クエン酸-3%塩化第二鉄溶液, EDTA鉄アンモニウム溶液で前処理した象牙質に取込まれたFe3+を, 視覚的に確認する新しい方法として, Fe3+とタンニン酸の反応が利用できることを明らかにした.また, 象牙質に取込まれた硬化接着剤の状態(レジンタグと樹脂含浸象牙質)を調べる上でも, Fe3+とタンニン酸を組合せる手法が有効であった.同法で処理した接着試料を観察した結果, 象牙質に取込まれたFe3+によりモノマーの象牙質への浸透性が向上し, 高い接着強さが得られることが明らかとなった.また, 4-METAの添加は象牙質内のレジン含量を高める上で有効であることも示された.
収録刊行物
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- 歯科材料・器械
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歯科材料・器械 9 (3), 363-367, 1990
一般社団法人 日本歯科理工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204208554880
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- NII論文ID
- 110002996288
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- ISSN
- 21884188
- 02865858
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可