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- タイトル別名
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- Effect of Dentin Primers Containing N-Methylolacrylamide of N-Methylolmethacrylamide on Bonding of Composite Resin to Etched Dentin
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抄録
10-3処理象牙質への光重合型コンポジットレジンの接着力を改善するために, 塩化第二鉄のような無機塩の存在下で優れた光重合性を示し, 水溶性でもあるN-Methylolacrylamide(MEAA)およびN-Methylolmethacrylamide(MEMA)から成るデンチンプライマーを試作した.10wt%MEMA含有デンチンプライマー以外では, いずれのデンチンプライマーもコンポジットレジンの接着力を有意に増加させた.35%HEMA含有デンチンプライマー処理象牙質への接着力より50wt%MEAAおよび30wt%MEMA含有デンチンプライマー処理象牙質のものの方が有意に接着力は高かった.また, 50wt%MEAAおよび30wt%MEMA含有デンチンプライマーを使用すると, 10-3処理と10%クエン酸処理象牙質への接着力はいずれも近似していた.SEM観察結果, いずれの試料にも接着界面は厚さ約1μmの耐酸性象牙質層が観察でき, 接着破壊は耐酸性象牙質層, レジンあるいは象牙質の凝集破壊であった.
収録刊行物
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- 歯科材料・器械
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歯科材料・器械 11 (2), 344-350, 1992
一般社団法人 日本歯科理工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204208807296
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- NII論文ID
- 110002995574
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- ISSN
- 21884188
- 02865858
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可