歯学部学士試験の合格要因に関する探索的研究

書誌事項

タイトル別名
  • Using discriminant analysis to evaluate success on the Osaka Dental University graduation examination
  • 歯学部学士試験の合格要因に関する探索的研究 : 判別分析を用いた解析
  • シガクブ ガクシ シケン ノ ゴウカク ヨウイン ニ カンスル タンサクテキ ケンキュウ : ハンベツ ブンセキ オ モチイタ カイセキ
  • 判別分析を用いた解析

この論文をさがす

説明

<p>近年,歯科医師国家試験は難化し,学生はストレスとの戦いを余儀なくされている.そこで,本研究では歯学部学士試験の結果とストレス対処能力との関連について検討した.対象は,2015 年度の大阪歯科大学の6 年生の学生とし,学士試験に対するストレス対処能力評価を含む36 項目のアンケート票の収集を行った.本研究では,学士試験の合否を従属変数とした.36 項目について,合格群と不合格群との間で回答割合の有意差検定後に判別分析を行い,各項目と合否についてどの程度判別できるかを検討した.2015 年度第6 学年在籍数は140 名であり,卒業数は73 名であった.36 項目のアンケート票のうち,10 項目に有意差が認められた.判別分析の結果から,有意差が認められた10 項目の中でも特に,「把握可能感」,「他者活用対処」,「回避」の項目が合否に強く影響していることが明らかとなった.また,線型判別関数による正答率は,合格群で66.7%であり,不合格群で67.8%であった.</p>

収録刊行物

  • 歯科医学

    歯科医学 80 (2), 67-73, 2017

    大阪歯科学会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ