沖縄本島における皆伐後の土砂移動量変化

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タイトル別名
  • Changes in soil movement after forest clearing in the main island of Okinawa, southwestern Japan

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抄録

沖縄本島においては,種々の開発により生産された赤土の流入が珊瑚礁生態系に被害を与えている。丘陵地における農地・宅地造成や,林道の開設が土壌侵食の要因とされているが,森林伐採が土壌侵食に与える影響についてはよくわかっていない。そこで筆者は,皆伐後の土壌侵食量の変化を明らかにするために,沖縄本島の伐採された流域において土砂移動量を測定した。その結果,1)伐採流域における土砂移動量は下層植生が斜面をほとんど被覆したときに急激に減少する。2)土砂移動量は土壌型毎に異なり,表層グライ系赤黄色土で最も多く,次に多いのは黄色土で,赤色土が最も少なかった。

収録刊行物

  • 森林立地

    森林立地 44 (1), 1-10, 2002

    森林立地学会

参考文献 (28)*注記

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