• 芦澤 和人
    崎大学医学部歯学部附属病院がん診療センター

書誌事項

タイトル別名
  • Imaging of Pulmonary Fungal Infection
  • 教育委員会医真菌学講座(7)内科領域 肺真菌症の画像診断
  • キョウイク イインカイイ シンキンガク コウザ(7)ナイカ リョウイキ ハイ シンキンショウ ノ ガゾウ シンダン

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説明

肺の真菌感染症は,免疫能が正常な宿主に発症する特殊な肺感染症でもあるが,免疫不全患者に発症する日和見感染のなかで重要な位置を占めている.免疫不全患者が増加している現在において,その早期診断は患者の予後を左右し,非常に重要である.しかし,血清学的・細菌学的検査でも診断が困難なことが少なくなく,肺真菌症における画像診断の役割は大きい.胸部単純写真では,病変の存在を指摘できないことがあり,質的診断も極めて困難であり,CTによる診断が必要である.画像所見の特徴としては,結節・腫瘤影が高頻度に認められることが挙げられるが,ニューモシスチス肺炎は例外で,びまん性すりガラス影を特徴とする.本稿では,代表的な肺真菌症の画像所見について解説し,さらに免疫不全患者における他疾患との鑑別診断についても言及する.

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