樹林地保全を目的とした逆線引きに関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • A Study on the Reverse Area Division for the Purpose of Forest Preservation
  • 樹林地の保全を目的とした逆線引きに関する研究--神奈川県・相模原市・愛川町を事例として
  • ジュリンチ ノ ホゼン オ モクテキ ト シタ ギャクセンビキ ニ カンスル ケンキュウ カナガワケン サガミハラシ アイカワマチ オ ジレイ ト シテ
  • 神奈川県・相模原市・愛川町を事例として
  • A Case Study in Kanagawa Prefecuture, Sagamihara City and Aikawa Town.

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抄録

本研究の目的は、都市における樹林地保全のための逆線引きの事例を即地的に調査し、その実態と特徴を明らかにすることである。対象地は、神奈川県と、相模原市、愛川町とした。まず、全6回にわたる線引き見直しにおける樹林地保全のための逆線引きの事例をGISデータ化し、地形と他の地域制緑地との関係性に着目しその実態と特徴を分析した。さらに、相模原市と愛川町における樹林地保全のための逆線引きの具体的な事例に着目し、その経緯や議論を調査した。結果として、都市における樹林地保全のための逆線引ききが、実質的な意味を有していないものであったとは結論付けられなかった。また、当初線引き前、また線引き後の地域制緑地指定の試みが、今日までの樹林地保全のための逆線引きに対し、空間的に重複しているのみならず、実際の逆線引きの実施の議論の中においても影響を与えてきたことを明らかにした。

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 46 (3), 631-636, 2011

    公益社団法人 日本都市計画学会

参考文献 (25)*注記

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