来訪者からみた都市内部における新たな店舗集積の特性に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • A Study on the Characteristics of Urban New Store Accumulation from a Visitor's Perspective
  • 来訪者からみた都市内部における新たな店舗集積の特性に関する研究 : 岡山市問屋町の卸商業団地を事例として
  • ライホウシャ カラ ミタ トシ ナイブ ニ オケル アラタ ナ テンポ シュウセキ ノ トクセイ ニ カンスル ケンキュウ : オカヤマシ ドンヤチョウ ノ オロシ ショウギョウ ダンチ オ ジレイ ト シテ
  • Case Study of the Wholesale Business Complex of Toiya-cho district, Okayama city
  • 岡山市問屋町の卸商業団地を事例として

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抄録

産業集積などの衰退により都市内部で発生しているエリアレベルの低・未利用地(例えば、空き工場群など)において、新たな店舗集積の形成を検討する際に有用な情報を提供するため、本研究では、用途転換の取り組みにより空き倉庫・事務所群を活用した新たな店舗集積が形成されている岡山市北区問屋町の卸商業団地を事例に、その特性を来訪者へのアンケート調査結果を用いて分析した。具体的には、まず、どのような来訪者が問屋町内の出店店舗にとって利点となる行動をするのかその関係性を分析した。そして、問屋町における出店店舗にとって利点となる行動の発生には、来訪者の"居住地"や"同伴者"の要素が総体的に関係しているとわかった。次に、既存店舗集積と比較して、問屋町が店舗集積としてどのように評価されているのかを分析した。その結果、問屋町は、中心市街地と郊外ショッピングセンターそれぞれにおける店舗集積としての"不足部分(自動車の交通利便性や店舗の魅力など)"を、同時に特長として有することで、都市内部における新たな店舗集積としての位置づけを見出していると考えられることが明らかになった。

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 47 (3), 1039-1044, 2012

    公益社団法人 日本都市計画学会

参考文献 (7)*注記

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