チタン鋳造時の鋳型空洞の圧力挙動 : 二室加圧型鋳造機の場合

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  • 大川 成剛
    新潟大学大学院医歯学総合研究科口腔生命科学口腔健康科学講座歯科生体材料分野
  • 金谷 貢
    新潟大学大学院医歯学総合研究科口腔生命科学口腔健康科学講座歯科生体材料分野
  • 渡辺 孝一
    新潟大学大学院医歯学総合研究科口腔生命科学口腔健康科学講座歯科生体材料分野
  • 中野 周二
    新潟大学大学院医歯学総合研究科口腔生命科学口腔健康科学講座歯科生体材料分野
  • 宮川 修
    新潟大学大学院医歯学総合研究科口腔生命科学口腔健康科学講座歯科生体材料分野

書誌事項

タイトル別名
  • Pressure Behavior in Mold Cavity during Titanium Casting : Differential Pressure Casting Unit with Two Chambers
  • チタン鋳造時の鋳型空洞の圧力挙動 : 二室加圧鋳造機の場合

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抄録

二室加圧型鋳造機ではその構造上,鋳型空洞は鋳込み直前までアルゴンガスで満たされ,溶解室と同じ圧力である.したがって,鋳込み直後の鋳型空洞のガスの排出挙動が鋳造体の鋳込み不足や内部欠陥の生成に影響する.そこで,二室加圧型鋳造機の鋳込み過程を模した室温鋳型について,鋳型空洞の圧力変化を計測しこれを鋳造圧に換算し,溶解室と鋳造室の設定圧力および鋳型の通気度が鋳造圧におよぼす影響を検討した.その結果,鋳型の通気度が大きいほど,また,溶解室と鋳造室の圧力差が大きいほど,鋳込み初期の鋳造圧の立ち上がりが速く,高い鋳造圧が得られた.これらから鋳造機構に適した通気度をもつ鋳型を選択することの重要性が示唆された.

収録刊行物

  • 歯科材料・器械

    歯科材料・器械 22 (1), 37-44, 2003

    一般社団法人 日本歯科理工学会

参考文献 (17)*注記

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