書誌事項
- タイトル別名
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- Development of Arch Form Esthetic Orthodontic Wires by Light Polymerization
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説明
開発中の生体親和性に富むCaO−P2O5−SiO2−Al2O3(CPSA )ガラス繊維とポリマーマトリックスとの複合による審美繊維強化プラスチック型(FRP)矯正ワイヤーの臨床応用にはアーチ形状が必須であるが,従来の熱間引抜法では直線形状に限定される.本研究では作製法として光重 合法を採用し, マトリックス材にウレタンジメタクリレート(UDMA )レジンを用いて既製の金属ワイヤーを原型 とするアーチ型FRPワイヤーを試作し,形状寸法の検討および機械的特性についての評価を行った.試作ワイヤーのアーチ 幅径は原型に対し0.1〜0.2 mm(前方),0.4〜0.7 mm (後方)の減少,断面寸法はほぼ一定 (0.47〜0.48mmφ) で あ り,成形体は良好な寸法精度を示した.また,曲げ試験からガラス繊維体積分率を10〜60% と変化させることによりヤング率を5〜40GPaに可変できることが示された.アーチ型の実現はFRPワイヤーの臨床への適用に寄与するものと考えられる.
収録刊行物
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- 歯科材料・器械
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歯科材料・器械 21 (5), 271-277, 2002
一般社団法人 日本歯科理工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204211785472
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- NII論文ID
- 110002990537
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- NII書誌ID
- AN00127279
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- ISSN
- 21884188
- 02865858
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可