北海道東部におけるエゾシカの日周活動と時空間分布の季節変化
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- 北川 陽一郎
- 京都大学フィールド科学教育研究センター
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- 松山 周平
- 酪農学園大学
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- 太田 健一
- 京都大学フィールド科学教育研究センター
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- 岡部 芳彦
- 京都大学フィールド科学教育研究センター
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- 勝山 智憲
- 京都大学フィールド科学教育研究センター
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- 岸本 泰典
- 京都大学フィールド科学教育研究センター
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- 佐藤 修一
- 京都大学フィールド科学教育研究センター
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- 柴田 泰征
- 京都大学フィールド科学教育研究センター
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- 中川 智之
- 京都大学フィールド科学教育研究センター
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- 西岡 裕平
- 京都大学フィールド科学教育研究センター
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- 林 大輔
- 京都大学フィールド科学教育研究センター
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- 古田 卓
- 京都大学フィールド科学教育研究センター
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- 山内 隆之
- 京都大学フィールド科学教育研究センター
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- 吉岡 歩
- 京都大学フィールド科学教育研究センター
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- 舘野 隆之輔
- 京都大学フィールド科学教育研究センター
書誌事項
- タイトル別名
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- Seasonal changes of time and space distribution, and daily activity pattern of yeso sika deer (<i>Cervus nippon yesoensis</i>) in eastern Hokkaido, Japan
- ホッカイドウ トウブ ニ オケル エゾシカ ノ ニッシュウ カツドウ ト ジクウカン ブンプ ノ キセツ ヘンカ
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説明
<p>エゾシカの時空間的な行動特性はエゾシカの管理において重要な情報であり,自然植生の多い地域で調べられているが,牧草地など人間が利用する土地の多い地域での知見は多くない。本研究は,エゾシカの日周活動および空間分布の季節変化を明らかにすることを目的として,2010年から2014年に北海道東部の牧草地と隣接する森林においてカメラトラップ,ライトセンサス,目撃調査を行った。エゾシカの日周活動は日没・日の出の時間帯にピークが認められ,日中の活動性は春季に比べて秋季が低かった。日中の空間分布は,春季と夏季では牧草地に接する林縁で密度が高く,夏季よりも春季で特に高かった。これは,夏季にはエゾシカの利用場所が分散していることを示しているのかもしれない。日没後の空間分布は,春季と秋季に牧草地に接する林縁で密度が高かった。また,エゾシカは自動車の通行などの人間活動を避けるために,交通量の少ない道路が通る牧草地に接する研究林東側の林縁を選択的に利用していると推測された。</p>
収録刊行物
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- 森林立地
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森林立地 59 (1), 1-11, 2017
森林立地学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204212400384
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- NII論文ID
- 130005998684
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- NII書誌ID
- AN00124077
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- ISSN
- 21896275
- 03888673
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- HANDLE
- 10659/00005917
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- NDL書誌ID
- 028383646
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可