ソウル都市圏における住宅供給の人口集中への影響

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  • Impacts of Housing Supply on Population Concentration in the Seoul Metropolitan Area

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1960年代より、ソウル都市圏(SMA)において人口の集中化が高まっている。韓国政府はソウル都市圏(SMA)の住宅不足を緩和させる目的で住宅ユニットを供給している。しかしながら、有識者、研究者は、その住宅供給の取り組み自体が周辺地域からソウル都市圏への人口流入を誘因しているとの見解を示している。本研究では、Granger-Sims因果性の仮説テストと連立方程式モデルを用いて、住宅供給と人口集中化の因果関係について洞察を得ることに主眼を置いている。本研究では、住宅供給が人口流入を誘発しさらに住宅の増加を促すという関連が明らかとなった。ソウル都市圏への過剰な人口集中を回避する為には、現状の供給側の視点に立った住宅不足の解決策としての住宅政策は再考するべきであるとの示唆を得た。

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 40.1 (0), 21-29, 2005

    公益社団法人 日本都市計画学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (5)*注記

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