地方分権に向けた地域自治組織の実態と可能性に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • A study on actual condition and feasibility of local self-governing organization for decentralization
  • 地方分権に向けた地域自治組織の実態と可能性に関する研究--地域自治区・合併特例区に着目して
  • チホウ ブンケン ニ ムケタ チイキ ジチ ソシキ ノ ジッタイ ト カノウセイ ニ カンスル ケンキュウ チイキ ジチク ガッペイ トクレイク ニ チャクモク シテ
  • 地域自治区・合併特例区に着目して
  • A case of the district self-governments and the municipal merger exceptional

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抄録

本研究の目的は、制度的に導入された地域自治組織の実態と傾向を地区種類別に明らかにしつつ、住民との関係をみるために類型化をした上で検証を行うとともに、先行事例を通して地域運営に関する示唆と課題を明らかにすることである。主な知見は以下の通りである。住民自治の拡充を主目的とする一般自治区は、古くから存在する区域に設置されるものが多いこと。過渡的な手段として設置される特例自治区は、狙い通り合併円滑化の傾向が強いこと。独自事業の継承が可能な合併特例区は、自治体との関係に積極性があることがわかった。さらに類型化をもとに、飯田市の地域自治組織を先行事例として抽出した。飯田市は、多くの地区が古くから存在する区域によって設置している点などに特徴がある。具体的な組織運営の考察から、1)古くからある自治の取組み、2)実動組織の存在、3)認識しやすい区域設定の3点が活動の背景にあることがわかった。

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 45.1 (0), 21-26, 2010

    公益社団法人 日本都市計画学会

参考文献 (9)*注記

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