行動の類似性に基づく活動分類手法の提案及び精度検証

DOI DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献17件

書誌事項

タイトル別名
  • A Method of Activity Classification based on Behavioral Similarity and its Accuracy Verification
  • 行動の類似性に基づく活動分類手法の提案及び精度検証--活動開始時刻を例に
  • コウドウ ノ ルイジセイ ニ モトズク カツドウ ブンルイ シュホウ ノ テイアン オヨビ セイド ケンショウ カツドウ カイシ ジコク オ レイ ニ
  • 活動開始時刻を例に
  • A Case Study of Activity Start Time

この論文をさがす

説明

本研究では、不適切な活動分類を採用してしまうと、本来活動が持っている行動特性の情報を大きく失ってしまう恐れがあるとの認識のもと、行動の類似性を反映した新たな活動分類手法を提案する。提案した分類手法においては、個々人の行動が日々変動しているために特定の時点において観測された一つ一つの交通行動や活動を典型的な（代表的な）行動と見なすことができない点に配慮している。具体的には、1)活動種類の影響をランダム変数として扱うマルチレベルモデルを構築・推定し、2)推定されたパラメータから各活動種類に対する縮約推定量を算出し、3)縮約推定量を用いて定義される行動の類似性に基づきクラスター分析を実行することで、活動分類を決定する方法を提案する。実証分析では、例として活動開始時刻の類似性をセグメントの基準とし、総務省が平成13年に実施した社会生活基本調査のデータを用いて、提案した分類とアプリオリな活動分類のモデル精度の比較を行った。結果、提案した活動分類手法の精度面での有効性を示すとともに、採用する活動分類によって現象の記述能力は大きく異なることが明らかとなった。

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 44.3 (0), 481-486, 2009

    公益社団法人 日本都市計画学会

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (17)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ