東京圏における世帯減少地区の分布と市街地特性に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • Research on the distribution of the households-decreasing districts and district characteristics in the Tokyo metropolitan area
  • トウキョウケン ニ オケル セタイ ゲンショウ チク ノ ブンプ ト シガイチ トクセイ ニ カンスル ケンキュウ

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抄録

本研究では東京圏における世帯減少の全体像を把握するため、世帯数減少地区と市街地特性との関係について分析を行った。国勢調査の小地域集計の単位を用い、東京都心からの距離・最寄駅からの距離・開発年代・地形・戸建率・市街地の状況について分析を行った。結果として、世帯減少地区は東京都心から50kmより遠い地区では、世帯数が減少している地区の割合が高く、市街化時期の古い既成市街地・鉄道駅に近い地域において世帯減少地区が多い傾向がある。一方で、東京都心から50km以内の範囲では、世帯数が減少している地区の割合が相対的に低く、鉄道駅から遠い地域で世帯減少地区が多い傾向がある。また、東京都心から30kmから50km以内の場所においては、郊外戸建住宅地である地区が多い傾向がある。

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 49 (3), 1029-1034, 2014

    公益社団法人 日本都市計画学会

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