中山間地域における酪農業の保全に向けた猟区制度活用の今日的課題

書誌事項

タイトル別名
  • Today's Issue on Hunting Area System Toward Preservation of Dairy Industry in Mountainous Region
  • 中山間地域における酪農業の保全に向けた猟区制度活用の今日的課題 : 西興部村における猟区制度の下での秩序ある狩猟と鳥獣害対策の両立
  • ナカヤマ カン チイキ ニ オケル ラクノウギョウ ノ ホゼン ニ ムケタ リョウク セイド カツヨウ ノ コンニチテキ カダイ : ニシオコッペムラ ニ オケル リョウク セイド ノ シタ デ ノ チツジョ アル シュリョウ ト チョウジュウガイ タイサク ノ リョウリツ
  • -Symbiosis of Hunting and Measure against Wild Animals based on Hunting Area System in Nishiokoppe Village, Hokkaido-
  • -西興部村における猟区制度の下での秩序ある狩猟と鳥獣害対策の両立-

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抄録

本稿では北海道紋別郡西興部村を対象地域として設定し、中山間地域における酪農家の視点から猟区活動の妥当性を評価したものであり、産業保全に向けた猟区活用の課題を整理している。本稿では、以下の三点を研究の目的としている。1)酪農活動と狩猟活動の時間的差異2)酪農家による獣害対策と狩猟活動の空間的差異3)猟区制度に対する酪農家の評価以上の三点をそれぞれヒアリング調査から明らかにすることにより、結論として、 猟区制度の機能不全、酪農家と狩猟者の関係性を考察した結果、課題解決に向けた要点は以下の二点に整理された。 (1)適切な猟区範域と猟区制度の設定 (2)酪農家による獣害対策の手段を整備これらを解決する事が猟区制度の下での秩序ある狩猟と鳥獣害対策の両立につながると考える。

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 50 (3), 1310-1315, 2015

    公益社団法人 日本都市計画学会

参考文献 (1)*注記

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