上部消化管に多彩な病変を認め,食道アフタ様病変に対してステロイドが奏効したクローン病の1例

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  • A CASE OF ESOPHAGEAL INVOLVEMENT BY CROHN'S DISEASE, WHICH SHOWED VARIOUS UPPER GASTROINTESTINAL ENDOSCOPIC FINDINGS AND SUCCESSFULLY TREATED WITH STEROID

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抄録

症例は49歳,女性.クローン病治療中に食道に縦走傾向のあるアフタ様びらん,胃に竹の節状外観,十二指腸に多発隆起性病変を認めた.ステロイドにて食道アフタ様びらんは改善したが,胃・十二指腸の病変は不変であった.クローン病で食道・胃・十二指腸と上部消化管に多彩な病変を認めることはまれである.食道においても長期化すれば狭窄や変形をきたすことが危惧され,早い段階で粘膜治癒に導けた意義は大きいと考えられた.

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参考文献 (19)*注記

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