大腸への転移病変から診断された前立腺癌の1例

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  • COLORECTAL METASTASIS OF PROSTATE CANCER DIAGNOSED BY COLONOSCOPY : A CASE REPORT

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症例は,77歳,男性.腹痛にて受診し,直腸診にて腫瘤を触知した.大腸内視鏡検査にて,S状結腸に小さな陥凹性病変と直腸に粘膜下腫瘍様隆起病変を認め,生検病理はともに低分化型腺癌であった.血清前立腺特異抗原(PSA)が著明高値であったため,生検組織の免疫染色を行ったところ,ともにPSAが陽性であった.前立腺癌の大腸転移と診断し,内分泌療法を開始した.

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