EUS下胆嚢ドレナージ術が有用であった急性胆嚢炎の1例
書誌事項
- タイトル別名
-
- EUS-GUIDED GALLBLADDER DRAINAGE FOR ACUTE CHOLECYSTITIS
この論文をさがす
説明
症例は90歳代男性.発熱,腹痛を主訴に当院を受診した.腹部CTでは,胆嚢の腫大を認め急性胆嚢炎と診断した.認知症を有し,tubeの自己抜去の危惧から経皮的アプローチは困難と判断し,十分なインフォームドコンセントのうえ,ドレナージ法として超音波内視鏡下胆嚢ドレナージ術を選択した.十二指腸球部から胆嚢を穿刺し,ガイドワイヤーを留置,瘻孔を拡張したのち,金属ステントを留置した.偶発症を認めず経過し症状の改善が得られたため第14病日に軽快退院となった.今回われわれは急性胆嚢炎に対し超音波内視鏡下胆嚢ドレナージ術が有用であった一例を経験したので報告する.
収録刊行物
-
- 日本消化器内視鏡学会雑誌
-
日本消化器内視鏡学会雑誌 58 (7), 1227-1233, 2016
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001204221777536
-
- NII論文ID
- 130005165699
-
- ISSN
- 18845738
- 03871207
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可