内視鏡的に全消化管を検索し胃十二指腸に限局すると診断したクローン病の1例

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タイトル別名
  • A CASE OF ISOLATED CROHN’S DISEASE OF THE GASTRODUODENUM IN WHICH THE ENTIRE GASTROINTESTINAL TRACT WAS EXAMINED BY ENDOSCOPY

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抄録

<p>症例は18歳,男性.腹痛,黒色便にて当院に救急搬送された.上部消化管内視鏡検査にて十二指腸に多発する縦走潰瘍を,胃噴門部に竹の節状外観を認めた.下部消化管内視鏡検査,小腸造影,カプセル小腸内視鏡検査,ダブルバルーン小腸内視鏡検査を施行し,全消化管を観察しえたが胃十二指腸潰瘍以外には特記すべき異常所見を認めなかった.</p><p>十二指腸病変からの生検にて非乾酪性肉芽腫を認め,胃十二指腸に限局するクローン病と確定診断した.</p>

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