上部消化管内視鏡検査中に広範囲に胃粘膜裂創を来した胃サルコイドーシスの1例

  • 大林 倫子
    大阪市立大学大学院 医学研究科消化器内科学
  • 富永 和作
    大阪市立大学大学院 医学研究科消化器内科学
  • 福永 周生
    大阪市立大学大学院 医学研究科消化器内科学
  • 永見 康明
    大阪市立大学大学院 医学研究科消化器内科学
  • 杉森 聖司
    大阪市立大学大学院 医学研究科消化器内科学
  • 谷川 徹也
    大阪市立大学大学院 医学研究科消化器内科学
  • 斯波 将次
    大阪市立大学大学院 医学研究科消化器内科学
  • 渡辺 俊雄
    大阪市立大学大学院 医学研究科消化器内科学
  • 藤原 靖弘
    大阪市立大学大学院 医学研究科消化器内科学
  • 荒川 哲男
    大阪市立大学大学院 医学研究科消化器内科学

書誌事項

タイトル別名
  • SPONTANEOUSLY OCCURRING WIDESPREAD LACERATION AND BLEEDING IN A PATIENT WITH GASTRIC SARCOIDOSIS DURING AN ENDOSCOPIC EXAMINATION

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説明

症例は68歳女性.腹部膨満感を主訴に近医を受診,上部消化管内視鏡検査(EGD)による胃粘膜生検にて非乾酪性肉芽腫性病変を認めた.全身精査にて胃サルコイドーシスと診断した.翌年経過観察のEGDにて胃体下部から体上部小弯にかけて出血を伴う多数の粘膜裂創を認め同日緊急入院となった.絶食後3日目のEGDにて粘膜裂創は治癒傾向であった.消化管サルコイドーシス患者の内視鏡操作は粘膜の脆弱性を考慮することが重要であると思われた.

収録刊行物

参考文献 (56)*注記

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