門脈ガス血症・腸管気腫症を呈した黄色ブドウ球菌腸炎の1例

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タイトル別名
  • A CASE OF STAPHYLOCOCCUS AUREUS COLITIS PRESENTING WITH HEPATIC PORTAL VENOUS GAS AND PNEUMATOSIS CYSTOIDES INTESTINALIS AT ONSET

抄録

<p>門脈ガス血症(HPVG)と腸管気腫症(PCI)とを呈した黄色ブドウ球菌腸炎の1例を経験した.症例は40歳,男性.主訴は血便,腹痛,発熱.31歳時に潰瘍性大腸炎(UC)と診断され,寛解を維持していた.初診時にHPVG・PCIを呈し,大腸内視鏡検査で直腸~S状結腸に多発性の縦走潰瘍を認めた.UC再燃との鑑別を要したが,便培養で黄色ブドウ球菌が検出され,抗生物質の投与で症状は改善した.</p><p>UCを背景に感染性腸炎に罹患した場合は,粘膜の脆弱性のためHPVG・PCIを発症する可能性がある.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001204222174080
  • NII論文ID
    130005431511
  • DOI
    10.11280/gee.58.2182
  • ISSN
    18845738
    03871207
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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