書誌事項
- タイトル別名
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- Biochemical and Genetical Studies on Anthocyanins in Eggplant
- ナスのアントシアニン色素およびその遺伝〔英文〕
- ナス ノ アントシアニン シキソ オヨビ ソノ イデン エイブン
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説明
ナス6品種の花•茎および果皮のアントシアン色素をペーパー•クロマトグラフイで調べた結果, ビルマ,仙台長1号, 真墨, 帯紫およびエメラルドの主色素は Nasunin にRf値が一致し, ブラツク•ビユーテイーの主色素は Delphinidin 3-glucorhamnoside と一致した。また, ビルマから分離した主色素はp-hydroxycinnamoyldelphinidin 3,5-diglucosideに更に rhamnose の結合したものであることが判った。<br>ビルマ×ブラツク•ビユーテイーの雑種第2代までの植物について茎および果皮の色素を調べたところ,同一個体内では果皮と茎との主色素は同一であり, F1植物はビルマ型組成をとり, F2植物ではビルマ型組成をもつものとブラツク•ビユーテイー型組成を示すものとが3:1の比で分離した。したがつて, 両色素の間の acylation と glycosidation に関する差異は一対の対立遺伝子の作用によると考えられる。
収録刊行物
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- 植物学雑誌
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植物学雑誌 72 (857-858), 432-437, 1959
公益社団法人 日本植物学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204222183424
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- NII論文ID
- 130004212578
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- NII書誌ID
- AN00117934
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- ISSN
- 21853835
- 0006808X
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- NDL書誌ID
- 9080993
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可