門脈ガス血症を契機に診断した高齢発症Crohn病の1例
書誌事項
- タイトル別名
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- AN ELDERLY CASE OF CROHN'S DISEASE PRESENTING AS HEPATIC PORTAL VENOUS GAS
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抄録
症例は72歳男性.腹痛を主訴に受診し,CTで回盲部の炎症と門脈内ガス像を認めたが,腸管壊死や穿孔を示唆する所見はなかった.このため保存的に加療を行い退院したが,その1週間後に腹痛を主訴に再受診した.CTで小腸イレウスを認め,減圧後の大腸内視鏡検査では回腸に縦走潰瘍と狭窄があり,生検でCrohn病と診断した.高齢発症のCrohn病は頻度が低く,門脈ガス血症を伴うことはまれであるため報告する.
収録刊行物
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- 日本消化器内視鏡学会雑誌
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日本消化器内視鏡学会雑誌 57 (11), 2524-2530, 2015
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204222310528
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- NII論文ID
- 130005110113
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- ISSN
- 18845738
- 03871207
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可