書誌事項
- タイトル別名
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- DEFINITION AND ENDOSCOPIC DIAGNOSIS OF LATERALLY SPREADING TUMOR (LST)
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説明
工藤らにより大腸側方発育型腫瘍(laterally spreading tumor:LST)の概念が提唱されてから20年以上経過し,その臨床的重要性は世界的にも認められている.2013年7月には,『大腸癌取扱い規約第8版』にその定義が掲載されたが,肉眼型とは異なるニックネーミングであることがポイントである.LSTは,その形態から顆粒型granular typeと非顆粒型non-granular typeに分類され,さらに顆粒型は顆粒均一型homogeneous typeと結節混在型nodular mixed typeに,非顆粒型は平坦隆起型flat elevated typeと偽陥凹型pseudo-depressed typeに亜分類されるが,亜分類ごとに臨床病理学的にも分子病理学的にも差異を認め,治療方針の決定に関わる重要な分類である.しかし,亜分類,特にLST-Gの亜分類が施設間・内視鏡医間で一致しないことも多い.今回,文献をreviewしその現状を明らかにするとともに,結節・顆粒の具体的な大きさによるLST-G亜分類の臨床的意義について,当科のデータを踏まえ解説した.
収録刊行物
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- 日本消化器内視鏡学会雑誌
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日本消化器内視鏡学会雑誌 58 (3), 153-162, 2016
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204222729856
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- NII論文ID
- 130005138733
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- ISSN
- 18845738
- 03871207
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可