ニッケルキレート生成を利用したグリカルピラミドの分析法

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書誌事項

タイトル別名
  • Determination of Glycarbylamide Based on Formation of Nickel Chelate
  • ニッケルキレート セイセイ オ リヨウ シタ グリカルピラミド ノ ブンセキホウ
  • PCR法を用いた飼料中の魚由来DNAの検出法の検討
  • PCRホウ オ モチイタ シリョウ チュウ ノ サカナ ユライ DNA ノ ケンシュツホウ ノ ケントウ
  • Detection of Fish DNA in Ruminant Feed by PCR Amplification

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抄録

ニッケルキレート生成を利用したグリカルピラミド(GB)分析法を確立した.種々条件検討した結果,キレート生成には0.08 mmol/L硝酸ニッケル,0.2 mol/L炭酸塩緩衝液(pH 9.0)を用い,測定は検出波長290 nmで行うこととした.GBの検量線は0.13~2.6 μg/mLの範囲で直線性(r=0.9999)が得られ,このときGB-ニッケルキレートの見かけのモル吸光係数εは8.5×103であった.この方法をポストカラム反応に用いるHPLC法に応用したところ,GBと鶏肝臓抽出物との分離検出が可能となり,添加回収率は79.4% (RSD=2.6%, n=3),定量下限は30 ng/gであった.本法はGB残留分析法に応用できると考えられた.また,キレート生成のモル比は GB : ニッケルイオン=2 : 1であった.

収録刊行物

  • 食品衛生学雑誌

    食品衛生学雑誌 47 (6), 254-257, 2006

    公益社団法人 日本食品衛生学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (9)*注記

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