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- 吉田 精一
- 東京大学理学部植物学教室
書誌事項
- タイトル別名
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- Metabolism of Shikimic and Quinic Acids in <i>Pseudomonas ovalis</i>
- Pseudomonas ovalisによるシキミ酸とキナ酸の代謝〔英文〕
- Pseudomonas ovalis ニ ヨル シキミサン ト キナサン ノ タイシャ エイブン
- Metabolism of Shikimic and Quinic Acids in Pseudomonas ovalis
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説明
Pseudomonas ovalisをシキミ酸アンモニウムまたはキナ酸アンモニウムの溶液中で培養すると, シキミ酸は5-デヒドロシキミ酸, プロトカテチュ酸を経て代謝されてゆき, キナ酸は5-デヒドロキナ酸, 5-デヒドロシキミ酸, プロトカテチュ酸の順に酸化される. キナ酸からは上記の三種の酸のほかに, プロトカテチュ酸エステルと, デヒドロキナ酸の一種と思われる酸が同時に形成されるが, これらの機構や意義については明らかでない.<br>キナ酸はシキミ酸と同程度の速さでほとんど完全に酸化される. また5-デヒドロシキミ酸はシキミ酸の形成よりも速やかにプロトカテチュ酸になる. これらの事実は, 今まで知られた芳香環形成についての知見と異なり, キナ酸もまた生体内で直ちに代謝されるものと思われる.
収録刊行物
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- 植物学雑誌
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植物学雑誌 77 (907), 10-16, 1964
公益社団法人 日本植物学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204223992960
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- NII論文ID
- 130004212813
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- NII書誌ID
- AN00117934
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- ISSN
- 21853835
- 0006808X
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- NDL書誌ID
- 9081310
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可