低脂肪乳による大規模食中毒事件におけるブドウ球菌エンテロトキシンA遺伝子検出の意義
書誌事項
- タイトル別名
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- Significance of the Detection of Staphylococcal Enterotoxin A Gene in Low Fat Milk Which Caused a Serious Outbreak of Food Poisoning
- テイシボウニュウ ニ ヨル ダイキボ ショクチュウドク ジケン ニ オケル ブドウ キュウキン エンテロトキシン A イデンシ ケンシュツ ノ イギ
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抄録
著者らは,雪印乳業食中毒事件に際し,有症者が飲んだ低脂肪乳からPCR法で迅速にブドウ球菌エンテロトキシン(SE) A遺伝子を検出したことから,本事件はSEAによるものと推定した.SEA遺伝子検出の意義を検討するため,市販低脂肪乳などからSE遺伝子の検出を試みるとともに,黄色ブドウ球菌を添加した低脂肪乳中のSEA遺伝子の検出下限を求めた結果,正常な市販低脂肪乳などからSEA遺伝子は通常検出されないことが分かった.本事件のように,菌の培養および毒素の検出が困難な食中毒事件において,PCR法を用いた迅速な原因推定は大きな意義があるものと考えられる.
収録刊行物
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- 食品衛生学雑誌
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食品衛生学雑誌 44 (4), 186-190, 2003
公益社団法人 日本食品衛生学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204224039168
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- NII論文ID
- 10012728912
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- NII書誌ID
- AN00117741
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BD3sXmvFaltbg%3D
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- ISSN
- 18821006
- 00156426
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- NDL書誌ID
- 6690868
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可