合成樹脂製器具・容器包装におけるカドミウムおよび鉛材質試験法の性能比較
-
- 六鹿 元雄
- 国立医薬品食品衛生研究所
-
- 阿部 智之
- (一財)日本冷凍食品検査協会
-
- 阿部 裕
- 国立医薬品食品衛生研究所
-
- 石井 里枝
- 埼玉県衛生研究所
-
- 伊藤 裕子
- 愛知県衛生研究所
-
- 大野 浩之
- 名古屋市衛生研究所
-
- 大野 雄一郎
- (一財)千葉県薬剤師会検査センター
-
- 尾崎 麻子
- 大阪市立環境科学研究所
-
- 柿原 芳輝
- (一財)日本穀物検定協会
-
- 金子 令子
- 東京都健康安全研究センター
-
- 河村 葉子
- 国立医薬品食品衛生研究所
-
- 柴田 博
- (一財)東京顕微鏡院
-
- 関戸 晴子
- 神奈川県衛生研究所
-
- 薗部 博則
- (一財)食品薬品安全センター秦野研究所
-
- 高坂 典子
- (一財)日本文化用品安全試験所
-
- 但馬 吉保
- (一財)食品環境検査協会
-
- 田中 葵
- (一社)日本海事検定協会
-
- 野村 千枝
- 大阪府立公衆衛生研究所
-
- 疋田 晃典
- 長野県環境保全研究所
-
- 松山 重倫
- (独)産業技術総合研究所
-
- 村上 亮
- (公社)日本食品衛生協会
-
- 山口 未来
- 国立医薬品食品衛生研究所
-
- 和田 岳成
- (一財)日本食品分析センター
-
- 渡辺 一成
- (一財)化学研究評価機構
-
- 穐山 浩
- 国立医薬品食品衛生研究所
書誌事項
- タイトル別名
-
- Performance Comparison of Material Tests for Cadmium and Lead in Food Contact Plastics
- ゴウセイ ジュシセイ キグ ・ ヨウキ ホウソウ ニ オケル カドミウム オヨビ ナマリ ザイシツ シケンホウ ノ セイノウ ヒカク
この論文をさがす
説明
食品衛生法における合成樹脂製器具・容器包装のカドミウム(Cd)および鉛(Pb)材質試験について,公定法と各種代替法の性能を比較した.19機関が試験室間共同試験に参加し,3種のポリ塩化ビニル製ペレット中のCdおよびPbを定量した.公定法は,試料を灰化後,塩酸に溶解した溶液を水浴上で蒸発乾固し,原子吸光光度法(AAS)または誘導結合プラズマ発光強度測定法(ICP-OES)で測定する.その真度は86~95%,併行精度(RSDr)は3.1~9.4%,室間再現精度(RSDr)は8.6~22.1%であり,その性能は規格試験法として十分であった.ホットプレート上で蒸発乾固しAASおよびICP-OESで測定する方法は,公定法よりも真度とRSDrが劣っていたが,代替法として適用可能である.マイクロウェーブ分解法(MW法)による試験溶液の調製は公定法よりも性能がよく,代替法として十分に適用可能である.また,誘導結合プラズマ質量分析(ICP-MS)法は測定法の代替法として適用可能であるが,試料を完全に灰化する必要がある.
収録刊行物
-
- 食品衛生学雑誌
-
食品衛生学雑誌 55 (6), 269-278, 2014
公益社団法人 日本食品衛生学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001204225669760
-
- NII論文ID
- 130004812648
-
- NII書誌ID
- AN00117741
-
- ISSN
- 18821006
- 00156426
-
- NDL書誌ID
- 026036539
-
- PubMed
- 25743590
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- PubMed
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可