キウイフルーツにおける果実成熟と果実品質に及ぼすホルクロルフェニュロン処理の影響とその品種間差異

  • 村上 覚
    静岡県果樹研究センター落葉果樹科

書誌事項

タイトル別名
  • Effect of Forchlorfenuron on Fruit Ripening and Quality and its Varietal Difference in Kiwifruit

抄録

キウイフルーツの CPPU 処理について,倍数性や収穫時期の異なるA. chinensisで6品種,A. deliciosa で5品種を対象とし,その効果の違いについて検証した.収穫期の前進効果が期待できたのは,A. chinensisの ‘レインボーレッド’ および ‘小林 39号’ の 2品種で,他の品種では効果は期待できなかった.果実肥大に関しては,5 ppm 処理で全ての品種で効果がみられた.果皮色の変化,果実の扁平化,縦筋の発生,果頂部の異状肥大,凹凸果の発生,落果については品種による差がみられた.本研究の結果から,二倍体と四倍体中心の A. chinensis と六倍体中心の A. deliciosa の間で,処理効果の傾向は判然としなかったものの,品種間による差は明らかであった.このため,キウイフルーツにおける CPPU 処理においては,品種により適用条件について詳細に検討する必要があると考えられた.

収録刊行物

  • 農作業研究

    農作業研究 49 (1), 13-20, 2014

    日本農作業学会

参考文献 (1)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001204227851520
  • NII論文ID
    130004691344
  • DOI
    10.4035/jsfwr.49.13
  • ISSN
    18832261
    03891763
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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