加工品を含む複数のスイートコーン試料からのDNA抽出法の検討(調査・資料,英文)

書誌事項

タイトル別名
  • Comparison of DNA Extraction Methods forSweet Corn and Processed Sweet Corns

この論文をさがす

説明

スイートコーン種子および複数の加工試料(冷凍,缶詰,ドライパック,ベビーコーン)を対象に,CTAB法,DNeasy Plant Maxi kit,GM Quicker 3,Genomic tip-20/Gの4種類のDNA抽出法を検討した.未加工種子およびベビーコーンでは,すべての抽出法でDNAが抽出された.その他の加工品では,CTAB法以外は十分な量のDNAが抽出されたが,Genomic tip-20/Gを用いた場合に最も収量が多かった.電気泳動パターンおよびリアルタイムPCR解析から,抽出DNAは,未加工種子,冷凍品,缶詰,ドライパック,ベビーコーンの順で分解が進んでいることが観察された.抽出DNAの質をさまざまな方法で比較したところ,4種類のDNA抽出法のうち,加工品からの抽出に関しては,GM Quicker 3が最も適していることが示唆された.

収録刊行物

  • 食品衛生学雑誌

    食品衛生学雑誌 54 (4), 309-315, 2013-08-25

    公益社団法人 日本食品衛生学会

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (10)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ