書誌事項
- タイトル別名
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- Evaluation of the Methods to Eliminate Lash effect during Fundus Imaging with Ultra-wide-angle Scanning Laser Ophthalmoscope
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説明
【目的】超広角走査レーザー検眼鏡(Ultra-Wide-Angle Scanning Laser Ophthalmoscope: 以下UW-SLO)を使って撮影する際の睫毛の影響を除外する開瞼方法について検討した。<br>【対象及び方法】対象は、Optos®200Tx™で眼底撮影を行ったボランティア、正常者10人20眼。各眼1)自然開瞼、2)自己努力最大開瞼、3)検者の手指による開瞼、4)綿棒による開瞼、5)開瞼器装着、6)テープによる開瞼の6方法で撮影し、全面積及び、眼底像の中心窩を中心とした上・下・鼻・耳側の4象限における有効撮影面積を各開瞼方法で定量、比較検討した。<br>【結果】上、耳側の象限では、6開瞼方法による有効撮影面積に有意差は無かった(p>0.05)。下、鼻側の象限では、自然開瞼で他の5方法に比して有効撮影野が有意に狭かった(p<0.05)。5方法間では、開瞼器装着、テープによる開瞼が有意に広く(p<0.05)、自己努力最大開瞼、検者の手指による開瞼が他の3方法に比べ有意に狭かった(p<0.05)。綿棒による開瞼は、鼻側では開瞼器装着、テープによる開瞼と同等であったが、下側では2方法に比べ有意に狭かった(p<0.05)。<br>【結論】UW-SLO撮影時には、開瞼器装着、テープによる開瞼で撮影する事により、下、鼻側象限の睫毛の影響を除外し、撮影野を有意に広く確保出来る。
収録刊行物
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- 日本視能訓練士協会誌
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日本視能訓練士協会誌 44 (0), 103-110, 2015
公益社団法人 日本視能訓練士協会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204245887232
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- NII論文ID
- 130005137597
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- ISSN
- 18839215
- 03875172
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可