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- タイトル別名
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- Comparison of Measurements Obtained With Anterior Segment Optical Coherence Tomography and Corneal Topographer Using a Scheimpflug and Placido Ring in Healthy Eyes
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説明
【目的】測定原理の異なる2つの角膜形状解析装置による各種測定値の比較。<br>【対象と方法】対象は、明らかな角膜疾患の無い白内障手術例120眼である。角膜前面をプラチドリング、断面画像をシャインプルークで取得するTMS-5(TOMEY)と前眼部OCTの断層画像から角膜前後面の形状解析を行うCASIA(TOMEY)を用い、Keratometric(前面曲率半径と換算屈折率により近軸計算される値)、Posterior(後面のAxial power map)、Real(前後面のtotal power map)それぞれの屈折力と乱視量、高次不正乱視成分、中心角膜厚を比較した。統計解析にはwilcoxon符号順位和検定及びBland-Altman Plotを用いた。<br>【結果】2機種の差の平均±標準偏差は、Keratometricが0.06±0.20D、Posteriorは0.02±0.06D、Realは0.03±0.21D、KeratometricとRealの乱視量は0.07±0.34D、0.03±0.36D、高次不正乱視成分は0.01±0.06、中心角膜厚は3.97±8.68μmであった。各測定値は、Realを除き統計学的有意差を認めたが、Bland-Altman Plotでは何れの項目においても加算誤差、比例誤差は認めなかった。<br>【結論】正常角膜でのTMS-5とCASIAで乱視量には差が出る症例もあり注意が必要であるが、平均値の差は、臨床上問題ない程度と考えられた。
収録刊行物
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- 日本視能訓練士協会誌
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日本視能訓練士協会誌 43 (0), 241-247, 2014
公益社団法人 日本視能訓練士協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204248464256
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- NII論文ID
- 130004822883
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- ISSN
- 18839215
- 03875172
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可