多摩Iローム層の鉱物組成とテフラの対比

書誌事項

タイトル別名
  • Mineral assemblage of the Tama-I Loam Formation in Kanto Plain, central Japan and correlation of some tephra layers intercalated in the Formation
  • 多摩1ローム層の鉱物組成とテフラの対比
  • タマ 1 ロームソウ ノ コウブツ ソセイ ト テフラ ノ タイヒ

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説明

関東平野の西縁丘陵に分布する中期更新世の多摩Iローム層と挟在するテフラの分析をおこなった.Tama 101から128のテフラを識別し,その砂粒組成の特徴などから周辺地域との対比を試みた.Tama 101, Tama 116, Tama 119/122 tephrasはbiotiteを多く含み結晶に富み,それぞれC_1, B_0とApmテフラ群と対比される.Tama 128は玄武岩質のテフラで,八ヶ岳起源のOl.Py.C.A.と対比される.Tama 124は,Kktテフラに対比される.多摩Iローム層の下部・中部層中に挟在する5層のテフラは,房総半島に対比される.Tama101はKs22に,Tama114はHGに,Tama115はGKに,Tama116はJ4に,Tama117はJ4upにそれぞれ対比される.チフラの放射年代値と下総層群の酸素同位体曲線との対比から,多摩Iローム層の年代は約0.70-0.35Maと考えられる.

収録刊行物

  • 地球科学

    地球科学 55 (1), 23-36, 2001

    地学団体研究会

被引用文献 (3)*注記

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参考文献 (44)*注記

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