Current clinical status of and future expectations for pain alleviation agents

  • Iseki Masako
    順天堂大学医学部 麻酔科学・ペインクリニック講座
  • Nakamura Yoshitaka
    順天堂大学医学部 麻酔科学・ペインクリニック講座
  • Morita Zenjin
    順天堂大学医学部 麻酔科学・ペインクリニック講座

Bibliographic Information

Other Title
  • 治療薬シリーズ(9)疼痛  2)疼痛治療薬の臨床現状と今後の治療薬の期待すること
  • 疼痛治療薬の臨床現状と今後の治療薬に期待すること
  • トウツウ チリョウヤク ノ リンショウ ゲンジョウ ト コンゴ ノ チリョウヤク ニ キタイ スル コト

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Abstract

痛みの治療を専門とする医師の間でも,神経因性疼痛に対して患者が満足するような確実な除痛効果が得られないこともあり,しばしば治療に難渋するのが現状である.その中でも,鎮痛補助薬である抗鬱薬,抗痙攣薬,NMDA受容体拮抗薬などの使用により,痛みに関与する神経伝達物質の促進・抑制,各種チャネルや受容体の作動・遮断をおこなうことで,痛みを緩和することが可能な場合もある.欧米ではCaチャネルブロッカー(α2 δ1subunit)としてシナプス前で神経伝達を抑制すると考えられているプレガバリンが有望視されているが,残念ながら本邦では未発売である.一方,以前は神経因性疼痛に無効と考えられていたオピオイドに関しても,近年では有効性を示す論文も散見される.今後も,副作用の少なく除痛効果の高い薬物の開発が望まれる.<br>

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