DDS技術による消化管吸収の制御

  • 大河原 賢一
    岡山大学 大学院医歯薬学総合研究科 創薬生命科学専攻 先端薬物療法開発学講座

書誌事項

タイトル別名
  • Optimization of intestinal drug absorption by drug delivery system (DDS) technology
  • 創薬シリーズ(4)化合物を医薬品にするために必要な薬物動態試験(その1)吸収(1)DDS技術による消化管吸収の制御
  • ソウヤク シリーズ 4 カゴウブツ オ イヤクヒン ニ スル タメニ ヒツヨウ ナ ヤクブツ ドウタイ シケン ソノ 1 キュウシュウ 1 DDS ギジュツ ニ ヨル ショウカカン キュウシュウ ノ セイギョ

この論文をさがす

説明

薬物には様々な物理化学的特性を有するものがあるため,化合物原体がそのままの形で生体に投与されることはきわめて稀であり,通常は適当な形状,すなわち剤形に加工され用いられる.医薬品の剤形の性質は,投与後の薬物体内挙動に多大なる影響を及ぼすため,最終的な薬理効果を支配する重要な因子となっている.したがって,医薬品の研究・開発段階において,製剤設計の果たす役割は非常に大きい.本稿では,薬物の消化管吸収の改善あるいはその制御を目指した製剤設計技術(DDS技術)に着目し,それらの現状を紹介させていただく.<br>

収録刊行物

  • 日本薬理学雑誌

    日本薬理学雑誌 133 (5), 266-269, 2009

    公益社団法人 日本薬理学会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ