『ネットワークの構築と積極的活用から産まれるオールジャパン創薬』 オープンイノベーション戦略とネットワーク構築・活用が,日本の基礎研究力を活かす「創薬」新パラダイムとなる

書誌事項

タイトル別名
  • New drugs from Japan will be created from the nation-wide open style innovation network
  • 創薬シリーズ(7)オープンイノベーション(21)ネットワークの構築と積極的活用から産まれるオールジャパン創薬 : オープンイノベーション戦略とネットワーク構築・活用が,日本の基礎研究力を活かす「創薬」新パラダイムとなる
  • ソウヤク シリーズ(7)オープンイノベーション(21)ネットワーク ノ コウチク ト セッキョクテキ カツヨウ カラ ウマレル オール ジャパンソウヤク : オープンイノベーション センリャク ト ネットワーク コウチク ・ カツヨウ ガ,ニホン ノ キソ ケンキュウリョク オ イカス 「 ソウヤク 」 シン パラダイム ト ナル

この論文をさがす

説明

オープンイノベーションという,自社技術だけでなく他社や大学などがもっている技術・アイデアを取捨し,組み合わせて,新たに革新的な研究成果,製品開発,ビジネスモデルにつなげる手法が広まっている.これは自前主義を摂ってきた製薬産業にも浸透している.世界的な新薬シーズ不足,医療費抑制の流れから,欧米企業には,自社研究を減らし,ベンチャー企業や著名大学と組むところも現れている.国内製薬企業も創薬シーズ探索に採用し始めている.オープンイノベーションの先に,規制当局と企業が連携した臨床試験コンソーシアム形成などネットワーク化が想定される.国内大学には,創薬シーズ発見に高い能力があり,「橋渡し研究加速ネットワーク」などでの大学病院のガバナンスと医薬開発能力向上と相まって,大学の基礎成果から臨床まで一貫した国内ネットワーク形成と成果を製薬企業に受け渡すオールジャパン創薬が生まれる期待がある.

収録刊行物

  • 日本薬理学雑誌

    日本薬理学雑誌 145 (5), 243-249, 2015

    公益社団法人 日本薬理学会

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ