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- 大森 薫
- 福岡県農業総合試験場茶業指導所
書誌事項
- タイトル別名
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- Discrimination between Sen-cha and Gyokuro with Two Chemical Constituents in Tea
- カガク セイブン ニ ヨル センチャ ト ギョクロ ノ ハンベツ
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説明
煎茶と玉露の違いについて,タンニン,カフェイン,全窒素,可溶分及び水溶性窒素で検討した。<BR>(1) タンニンは明らかに煎茶が多く,測定した成分では差が最もはっぎりしていた。<BR>(2) カフェイン,全窒素及び水溶性窒素は明らかに玉露が多かった。<BR>(3) 差は明らかでも単一成分では混在する範囲があり完全な判別は困難であった。<BR>(4) タンニン(x1)とカフェイン,(x2)及びタンニン(x1)と全窒素(x3)における成分含量の関係から,煎茶と玉露の判別が可能であることが認められた。<BR>すなわち,玉露はx1≦3.304x2+1.762を最低限満たし,さらに,x1≦2.498x3-2,942を満足する茶であり,煎茶はその逆である。
収録刊行物
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- 茶業研究報告
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茶業研究報告 1983 (58), 28-35, 1983-12-01
Japanese Society of Tea Science and Technology
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204275189760
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- NII論文ID
- 130000737966
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- NII書誌ID
- AN00143344
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- NDL書誌ID
- 2973956
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- ISSN
- 03666190
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可