書誌事項
- タイトル別名
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- Analysis of Crosslinked Natural Rubber by Spin-spin Relaxation Spectra
- スピン-スピン カンワ スペクトル ニ ヨル カケハシ テンネン ゴム ノ カイセキ
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説明
イオウあるいはパーオキサイドによって架橋した天然ゴム(NR)の高次椛造,およびカーボンブラック(CB)の充てんによる構造変化をパルス法 NMR によって評価した。プロトンのスピン-スピン緩和の減衰曲線 M(t) を,ガウス型の減衰の重ね合わせとみなし,計算プログラムによって緩和スペクトルを求め,構造を解析した。重水素化トルエンによって膨潤させた試料のパルスNMR測定を行うことで,構造の差を明瞭にとらえることができた。パーオキサイド架橋したNRは,イオウによって架橋したNRに比べて分子運動が活発な欠陥成分が多いため,引張強度が低くなると推測された。CB充てんによる力学物性の向上は,パーオキサイド架橋系で顕著に見られた。CB充てんによるパーオキサイド架橋 NR の緩和スペクトルの変化は,欠陥成分の減少として現れた。CB充てんによってスペクトルの形状はイオウ架橋NRに近づ〈ことが明らかとなった.
収録刊行物
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- Journal of The Adhesion Society of Japan
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Journal of The Adhesion Society of Japan 48 (4), 121-126, 2012
一般社団法人 日本接着学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204275590784
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- NII論文ID
- 10030971121
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- NII書誌ID
- AN10341672
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BC38XotVOhsLc%3D
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- ISSN
- 21874816
- 09164812
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- NDL書誌ID
- 023688077
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可