書誌事項
- タイトル別名
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- Role of Toll-like receptor 4 in autoimmune diseases
- ジコ メンエキ シッカン ニ オケル Toll-like receptor 4 ノ ヤクワリ
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説明
Toll - like receptor(TLR)4 は当初,グラム陰性菌のリポ多糖(lipopolysaccharide)を認識し自然免疫系を活性化する受容体として発見された.しかし,このような感染防御を担う自然免疫反応のみならず,①関節リウマチなどの自己免疫疾患において産生される各種内因性のリガンドをも認識すること,②自己免疫疾患の病変部においてTLR4 の発現が亢進していること,③ TLR4 遺伝子欠損マウスや変異マウスにおいて,あるいはTLR4 阻害薬の処置により各種自己免疫疾患モデル動物での病態の発症や進行が著明に抑制されることが,近年報告されている.さらに④自己免疫疾患で中心的な役割を担う各種細胞の活性化にも関与することが明らかにされている.これらのことから,TLR4 は各種自己免疫疾患の発症や病態において重要な役割を担っていることが示唆されるに至り,自己免疫疾患の新規創薬ターゲットのひとつとしてTLR4 がクローズアップされている.
収録刊行物
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- 日本薬理学雑誌
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日本薬理学雑誌 144 (4), 167-171, 2014
公益社団法人 日本薬理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204275671168
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- NII論文ID
- 130004693964
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- NII書誌ID
- AN00198335
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- COI
- 1:STN:280:DC%2BC2M3gtlyhuw%3D%3D
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- ISSN
- 13478397
- 00155691
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- NDL書誌ID
- 025835355
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- PubMed
- 25312285
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- PubMed
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可