生分解性ポリエステルエマルション接着剤の寿命予測[生分解性ポリエステル接着剤の応用研究(その5)]

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タイトル別名
  • A Life Span Estimation of Biodegradable Polyester Emulsion Adhesives [The Fifth Report of the Utilization of Biodegradable Polyester Adhesives]
  • セイブンカイセイ ポリエステルエマルション セッチャクザイ ノ ジュミョウ ヨソク セイブンカイセイ ポリエステル セッチャクザイ ノ オウヨウ ケンキュウ ソノ 5

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抄録

生分解性ポリエステルエマルション接着剤は一般に屋内においても加水分解され,分子量は低下し,その結果,接着性能の経時低下が懸念されるので,簡単にしかし信頼できる寿命予測法の確立が要請されている。同一接着剤を用いても接着性能ゼロに対応する接着剤の分子量閾値が場合によって異なるという今回判明した実験事実を勘案し,具体的試料の所望条件下での寿命 Tx を予測するため次式を導出した。 Tx = (K1/Kx)T1 ただし,T1 は促進条件下,実験から決定される寿命,K は生分解性ポリエステルエマルションの見掛けの加水分解反応速度定数であり,添え字1は促進条件温度,同xは所望条件温度を表わす。ポリブチレンサクシネート-CO-アジペート(PBSA)エマルションの予測寿命は実測寿命にほぼ等しい価を得られたのに対し,ヒートシール紙片,研磨剤,塗工紙では経過時間が予測寿命に達しなかった。

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