書誌事項
- タイトル別名
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- The Reaction of Acetoacetylated PVA and Isocyanate Chemical Compound
- アセトアセチルカ PVA ト イソシアネート カゴウブツ ト ノ ハンノウ
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説明
側鎖にアセトアセチル(AA)基を有するAA化PVAを用いて,pMDIを添加した際の水溶液中でのpMDIとの反応性や加温処理による架橋の形成を一般PVAと比較しながら検討を行った結果,以下のことが明らかになった。PVA水溶液中のイソシアネート基消費速度は,AA化PVAを用いた方が一般PVAよりも大きく,AA化PVA中のAA基は,OH基に比べてpMDI中のNCO基に対する反応性が優れていることが明らかとなった。硬化フイルムの動的粘弾性測定の結果,一般PVAよりもAA化PVAの方がゴム状平坦部でE'が高く,これから算出した架橋密度は,AA化度の高いPVAほど高い値を示した。120℃で2時間加温したAA化PVAフイルムは水に対する溶解性が大きく低下した。PVA水溶液を使用した木材の接着性能は,pMDIの添加および120℃の加温養生を行うことによって,特にAA化PVAで耐水接着性能が向上した。なお,木材接着においてはAA化度の最適値が存在し,AA化度7~9%付近で接着強さは最大になった。
収録刊行物
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- Journal of The Adhesion Society of Japan
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Journal of The Adhesion Society of Japan 42 (8), 309-316, 2006
一般社団法人 日本接着学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204275823872
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- NII論文ID
- 10019370211
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- NII書誌ID
- AN10341672
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- ISSN
- 21874816
- 09164812
- http://id.crossref.org/issn/09164812
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- NDL書誌ID
- 8058891
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可