ESD(持続発展教育)のための池田家文庫絵図(複製)の活用 -池田家文庫こども向け岡山後楽園発見ワークショップの実践-

書誌事項

タイトル別名
  • Using the Graphical Replica in Ikeda Family Picture Collection for ESD (Education of Sustainable Development): Implementation of Okayama Korakuen Historical Discovery Workshop for Children
  • ESD ジゾク ハッテン キョウイク ノ タメ ノ イケダケ ブンコ エズ フクセイ ノ カツヨウ イケダケ ブンココドモムケ オカヤマ コウラクエン ハッケン ワークショップ ノ ジッセン

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抄録

<p>岡山大学附属図書館は,平成8年度からの池田家文庫絵図のデジタル化,平成9年度からの池田家文庫絵図展など地域貢献を目的とした事業を継続している。本稿では,法人化によってはじめた「貴重資料の教育普及」の実践事例として,岡山後楽園を会場として行っている「池田家文庫こども向け岡山後楽園発見ワークショップ」の事例報告をする。</p><p>このワークショップは,池田家文庫絵図「御後園絵図」文久3(1863)年の複製絵図を用いて,図書館職員,教育学部の教員や大学生,地域の後楽園研究者など様々な立場の人と共に,岡山後楽園を会場として実践する,こどもを対象とした岡山後楽園の歴史をテーマとした体験型・活動型の取り組みであり,一方向的な情報提供から一歩進んだESD(持続発展教育)の考え方を取り入れている。大学図書館が公共図書館以外と連携することの意味,最後に生涯学習時代における複製資料の教材としての可能性について取り上げる。</p>

収録刊行物

  • 大学図書館研究

    大学図書館研究 86 (0), 78-91, 2009

    国公私立大学図書館協力委員会

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