タイ国におけるロゼル (Hibiscus sabdariffa var. altissima L.)の栽培に関する研究 : 第3報 個体密度一定の場合の繊維収量に対する条間距離の効果

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タイトル別名
  • Studies on roselle (Hibiscus sabdariffa var. altissima L.) cultivation in Thailand. III Effect of row spacing on fiber yield at a definite population density.
  • タイ国におけるロゼル(Hibiscus sabdariffa var.altissima L.)の栽培に関する研究-3-個体密度一定の場合の繊維収量に対する条間距離の効果〔英文〕
  • タイコク ニ オケル ロゼル Hibiscus sabdariffa var

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抄録

株間距離と条間距離を組合わせて個体密度を41.6個体/m2に一定に保ちつつ, 条間距離を20cmから80cmまで7段階に変えて, ロゼルをタイ国東北部の4試験場で圃場栽培し, 次の結果を得た. 元のデータを4試験場で平均した場合の繊維収量は条間距離によってほとんど変動せず, ただ30cm条間区に小さな極大値が見られるだけであった. しかし, 生産力の高い2試験場とその低い2試験場とで別々に平均収量を求めてみると, 前者では40 cm条間区に極大値が現われるのに対し, 後者では30cm 条間区に極大値が見られた. さらに, 40cmから80cmまで条間を増した場合, 2グループ間で収量は正反対の反応を示した. すなわち, 生産力の高い試験場では条間距離の増大につれて収量が低下したのに対し, 生産力の低い試験場では収量が増大した. イネの場合との相似点と相違点が論議された.

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