冬作ライムギをカバークロップとして用いた北海道十勝地域のダイズ作における雑草防除

書誌事項

タイトル別名
  • Weed control system using winter rye as a cover crop in soybean in Tokachi area of Hokkaido
  • フユサク ライムギ オ カバークロップ ト シテ モチイタ ホッカイドウ トカチ チイキ ノ ダイズサク ニ オケル ザッソウ ボウジョ

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抄録

緒 言:北海道の主要な畑作物であるダイズ(Glycine max (L.) Merrill)では,消費者の安全嗜好や環境保全の観点から減農薬が強く求められているが,除草効果とコストの点から,雑草対策は播種後の土壌処理除草剤に大きく依存しているのが現状である。一方,近年になって,土壌処理除草剤に代わる雑草対策技術として,東北地方南部のダイズ作を対象に冬作オオムギ(Hordeum vulgare L.)を用いた不耕起栽培が開発されている(Kobayashi et al. 2004;小林・小柳2005)。しかし,北海道では,オオムギの冬作が気候的に不可能であることから,オオムギの代替作物としてライムギ(Secale cereale L.)を取り上げ,ライムギの刈取り時期とマルチ化の方法,ダイズの条間と施肥方法について検討した。その結果,北海道十勝地域のダイズ作を対象とした冬作ライムギをカバークロップとして用いた雑草防除技術に関する有用な知見が得られたので,ここに報告する。

収録刊行物

  • 雑草研究

    雑草研究 58 (3), 127-131, 2013

    日本雑草学会

参考文献 (5)*注記

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