書誌事項
- タイトル別名
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- The effect of nitrogen fertilizing 10 days after heading in wheat
- コムギ ニ オケル シュッスイ 10ニチ ゴ ツイヒ ノ コウカ
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説明
コムギの倒伏を助長せずに, 子実タンパク質含有率を増加させるため, 5品種・系統を用い出穂10日後に窒素追肥を行い, その効果と品質に与える影響を調査した. 出穂10日後追肥により成熟期は1~2日程度遅くなったが, 稈長と穂数には影響が認められなかった. 千粒重および容積重は追肥量の増加に伴って重くなり, 粒の充実が良くなった. また, タンパク質含有率は追肥量の増加に対して直線的に増加し, 追肥窒素1gm-2で約0.5%増加した. タンパク質含有率の増加に伴ってグルテン含有率も増加し, この傾向は年次および品種に関係なく一定であった. タンパク質含有率と粉の色相との間に相関関係が認められ, タンパク質含有率が高くなると粉の色相が悪くなった. 以上から出穂10日後追肥はタンパク質含有率を効率的に向上させるのには有効であると言える.
収録刊行物
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- 日本作物学会紀事
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日本作物学会紀事 73 (2), 157-162, 2004
日本作物学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204283945216
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- NII論文ID
- 110001726118
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- NII書誌ID
- AN00189888
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BD2cXlt1Ghsrc%3D
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- ISSN
- 13490990
- 00111848
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- NDL書誌ID
- 6983597
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可