書誌事項
- タイトル別名
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- Nitrogen Topdressing Timing After Full Heading Time for Appropriate Grain Protein Content of the Wheat Cultivar for Chinese Noodles ‘ChikushiW2gou’
- テキセイ シジツ タンパクシツ ガンユウリツ カラ ミタ チュウカメンヨウ コムギ ヒンシュ 「 チクシ W2ゴウ 」 ノ スイゾロイキ ゴ ノ チッソ ツイヒ ジキ
- Nitrogen Topdressing Timing After Full Heading Time for Appropriate Grain Protein Content of the Wheat Cultivar for Chinese Noodles ‘ChikushiW2gou’
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説明
中華めん用コムギ品種「ちくしW2号」 において,子実タンパク質含有率が12%以上となる穂揃期後の窒素追肥時期について重窒素標識硫安(以下,15N標識硫安)を用いて明らかにした.穂揃期および穂揃期後 7日の追肥では,生産年の違いに関係なく,安定的に子実タンパク質含有率が12%以上と高かった.また,成熟期における追肥窒素利用率および追肥窒素寄与率(子実窒素含有量に占める穂揃期後追肥由来の窒素含有量の割合)と穂揃期追肥時期との間には,有意な負の相関関係が認められた.穂揃期および穂揃期後 7日の追肥では,子実における追肥窒素利用率が概ね60%で,子実窒素含有量に占める穂揃期後追肥の寄与率が30%と高かった.穂揃期後14日の追肥では,施肥後の降雨の有無によりコムギの窒素吸収が影響を受け,穂揃期後21日および28日の追肥では,追肥窒素利用率が低く,寄与率も低かったことから成熟期の子実窒素含有量が少なく,子実タンパク質含有率は安定して12%以上を確保できなかった.これらのことから,硫安を施肥する場合,穂揃期後の追肥によって子実タンパク質含有率が安定して12%以上となる追肥時期は,追肥窒素利用率が60%,追肥窒素寄与率が30%程度以上となる穂揃期および穂揃期後 7日の間と判断された.
収録刊行物
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- 日本作物学会紀事
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日本作物学会紀事 84 (2), 155-161, 2015
日本作物学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204287118592
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- NII論文ID
- 130005067446
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- NII書誌ID
- AN00189888
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- ISSN
- 13490990
- 00111848
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- NDL書誌ID
- 026375105
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可