書誌事項
- タイトル別名
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- Evaluation of the Effects of Maturity Acceleration of Rice Straw and Nitrogen Fertilizer on Application of Aerobically Fermented Liquid Fertilizer in Rice Production
- スイトウ セイサン ニ オケル コウキハッコウ エキヒ ノ イネワラフジュクソクシンザイ オヨビ チッソ ヒリョウ ト シテ ノ シヨウ コウカ ノ ヒョウカ
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抄録
近年,水稲生産におけるコスト・環境負荷・エネルギー消費低減の観点から,し尿や汚泥を原料として製造される好気発酵液肥(液肥)の利用促進の気運が高まっている.そこで本研究では,稲わらの腐熟促進剤および窒素肥料としての液肥の施用効果を2009年と2010年の2年間の連用試験により評価した.腐熟促進剤の施用効果は,稲体の地上部乾物重,全窒素含量(T-N),窒素保有量の面からは確認されなかった.窒素肥料としての効果は,基肥として全層施用する場合は,アンモニア態窒素(NH4-N)の割合が7割程度あれば,化学肥料と同等であり,穂数は同程度確保された.一方,NH4-Nの割合が低い場合は,乾物重,T-N,窒素保有量が低下し,穂数が減少する傾向であった.追肥として表面施用する場合は,NH4-Nの揮散損失を伴うため窒素保有量が小さくなり,籾数の減少を招くことが示唆された.また,NH4-Nの割合が低い場合は,窒素吸収が緩やかになり登熟期の窒素栄養状態が低下した.これにより,2010年の出穂後20日間の平均気温が26.7℃の高温条件において,千粒重が低下したと推察された.以上の収量構成要素の低下により,精玄米重は小さくなる傾向であった.液肥の窒素肥料としての効果は,NH4-Nの割合に依存するため,その成分変動は利用上の問題と考えられる.
収録刊行物
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- 日本作物学会紀事
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日本作物学会紀事 82 (4), 325-336, 2013
日本作物学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204287330688
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- NII論文ID
- 130004461997
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- NII書誌ID
- AN00189888
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BC3sXhvFymtrzF
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- ISSN
- 13490990
- 00111848
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- HANDLE
- 2324/1790503
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- NDL書誌ID
- 024940660
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可